MetaTraderのRetail Forexにおける基本式は「ロット数×契約サイズ÷レバレッジ」です。USD/JPYを0.20ロット、契約サイズ10万通貨、適用レバレッジ500倍と仮定すると、0.20×10万÷500=40米ドルが基本証拠金です。円建て口座で計算時のUSD/JPYが150円なら、40×150=6,000円となります。
式の結果がどの通貨になるかを確認せず、最初から円だと考えると換算を落とします。EUR/USDなら基本証拠金は通常ユーロで出た後、円口座ならEUR/JPYなど現在の換算レートが必要です。買いと売りで使用するBid・Askが異なる実装もあるため、最終値はプラットフォームの見積額で照合します。

株式CFD、株価指数、先物型商品などは、価格を掛ける方式、固定の初期証拠金、銘柄別の証拠金率が使われることがあります。金や暗号資産CFDにも独自のレバレッジ階層が設定される場合があるため、FXの「契約サイズ÷口座レバレッジ」を無条件に適用しません。
MT5では銘柄仕様のCalculation、Initial margin、Margin rateなどが計算の手掛かりです。業者公式の契約仕様と表示が違うときは、シンボル名、サーバー、口座タイプが一致しているかを確認します。現物型と先物型、接尾辞の異なる銘柄を取り違えたまま平均化しません。

新規注文単体の必要証拠金は、口座全体の使用中証拠金と同じではありません。同方向の建玉を追加する場合、反対方向の注文を置く場合、未約定注文が複数ある場合で集計方法が変わります。MetaTraderの証拠金計算では、既存ポジションと注文の方向・数量に応じて加算または大きい側を採るなどの分岐があります。
両建て証拠金をゼロまたは減額する業者でも、片側を決済すると残った建玉へ通常証拠金が戻ることがあります。両建て中に余剰証拠金を使い切ると、片側決済で維持率が急低下しかねません。新規注文前だけでなく、片側を外した直後の使用中証拠金も試算します。
証拠金維持率は「有効証拠金÷使用中証拠金×100」です。仮に有効証拠金10万円、既存の使用中証拠金2万円へ、新規注文の6,000円が加わるなら、注文直後の概算は10万円÷2万6,000円×100=約384.6%です。ここで3万円の含み損が出ると、有効証拠金7万円として約269.2%まで下がります。
マージンコールやロスカット水準との距離は、現在値だけでなく、想定する逆行幅ごとに確認します。レバレッジ階層の変更や為替換算で使用中証拠金も動く可能性があるため、単純な固定値として保証しません。計算結果と注文画面が合わない場合は注文を止め、契約サイズ、倍率、銘柄仕様の順に見直します。

価格、1ロットの契約サイズ、ロット数、適用レバレッジ、決済通貨から円への換算値を入れます。
JPY建て通貨ペアは換算値1が目安です。USD建てなどは現在の対円レートを入れます。実際の証拠金率や段階式制限は業者の銘柄仕様が優先されます。
FXの単純式で終わらないケースを5つに分け、どの値をプラットフォームで確認するかを示します。
| 判断ケース | 必要な入力 | 確認する分岐 | 関連 |
|---|---|---|---|
| 円建て口座のUSD/JPY | ロット、契約サイズ、倍率、USD/JPY | 米ドルで出した基本証拠金を円へ換算 | 海外FXのレバレッジ |
| 口座通貨と異なるクロス通貨 | 証拠金通貨、口座通貨、換算レート | 換算の掛け算・割り算とBid・Askを確認 | 海外FXロット計算 |
| 金・株価指数・暗号資産CFD | Calculation方式、価格、証拠金率 | FX式ではなく銘柄固有の方式を使用 | 海外FXの口座タイプ |
| 残高・数量の階層制 | 有効証拠金、想定元本、階層境界 | 建玉の各階層へ異なる率を適用するか確認 | 海外FXのレバレッジ |
| 両建てと未約定注文 | 買い・売り数量、注文種別、ヘッジ証拠金 | 大きい側・合計・減額のどれかを仕様で確認 | リスク説明 |
公式サイトの最大レバレッジではなく、各社の会員画面と銘柄仕様に表示される現在の条件を使い、注文確認画面の見積額と照合してください。
リンク先の規約・仕様が更新される場合があります。申込みや注文の直前にも原文を開いてください。
銘柄と計算方式によります。Retail Forexではロット×契約サイズ÷レバレッジが基本で、その後に証拠金通貨から口座通貨へ換算します。価格を掛ける商品や固定証拠金もあります。
自分の口座、残高、銘柄、数量、時刻に現在適用される倍率を使います。広告上の最大値が階層制やイベント制限で適用されない場合があります。
別の確認です。維持率が高くても、ロットと損切り幅から計算した損失額が許容範囲を超えることがあります。ロット計算と証拠金計算を両方行います。
業者と銘柄仕様によります。減額されても片側決済後に再計算されるため、両建て中の表示だけを基準に余剰資金を使い切らないでください。
参照価格、適用レバレッジ、口座通貨、銘柄仕様、既存建玉、階層制のいずれかが違う可能性があります。注文画面を優先し、差の原因が分からない間は発注を保留します。