経済指標とEA運用|雇用統計・CPI・FOMCの前に確認することの解説記事サムネイル
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雇用統計・CPI・FOMCは、何を発表する?

米国の雇用や物価、金融政策の発表は、ドルに関係する通貨やGOLDを運用する際に確認したい予定です。注目されるのは結果の大小だけでなく、事前予想との差や、同時に公表される内容です。数字が強ければ必ずGOLDが下がる、といった単純な方向予測には使えません。

発表主な内容日程の確認先
米雇用統計雇用者数・失業率・賃金など米労働統計局(BLS)
米CPI消費者物価の変化米労働統計局(BLS)
FOMC米国の金融政策・声明・会見など米連邦準備制度(FRB)

雇用統計とCPIはBLS、FOMCはFRBの公式日程で確認できます。カレンダーの星の数はサービスごとの分類なので、何を停止対象にしているかも見ます。公式予定とEAの取得データの時刻が一致するかを確認すると、停止設定のずれに気づきやすくなります。米労働統計局|雇用統計の発表日程 米労働統計局|CPIの発表日程 米連邦準備制度|FOMC日程

米東部時間と日本時間の変換を間違えない

米国の予定は米東部時間で表示されることがあります。日本との時差は、米国が夏時間の期間と標準時間の期間で変わります。日本時間を使うEAでも、取得した予定がどの時刻として表示されているかを確認しましょう。

たとえば米東部時間8:30の発表は、夏時間では日本時間21:30、標準時間では22:30です。この例は時差の説明で、次の指標の発表時刻を断定するものではありません。休日などによる変更もあるため、その都度公式日程を見ます。

米東部時間8時30分を日本時間へ換算する例タップで拡大
米東部時間8時30分を日本時間へ換算する例。理解のための図解・計算例で、特定のEAの実績ではありません。

「指標停止」を初回注文・追加注文・決済に分けて読む

初回注文の停止は、新しい取引を始めない動作です。追加注文の停止は、すでに保有している取引に数量を加えない動作です。決済は、保有を終えて損益を確定する動作です。指標停止という名前があっても、この3つを全部止めるとは限りません。

MUGINEKOの各EAについても、搭載機能と停止対象は商品ごとに確認します。「初回注文だけ停止する」場合、保有注文の追加や決済は続くことがあります。その結果、指標前から持っていた注文が発表時刻をまたぐことがあります。

指標停止の対象となる3つの動作タップで拡大
指標停止の対象となる3つの動作。理解のための図解・計算例で、特定のEAの実績ではありません。

前後の停止時間は、何を避けたいかから考える

指標前後の停止時間を設定するときは、初回注文を出したくない時間帯と、保有注文が残る可能性を分けて考えます。前後30分なら安心、120分なら損失がない、といった固定の結論は出せません。発表の前から値動きやスプレッドが変わることもあります。

停止時間を長くすれば新規取引の機会は減りますが、それだけで既存の注文の損失をなくすことはできません。発表後も声明や会見、追加のニュースで値動きが続く場合があります。稼働再開時刻が来ても、現在のスプレッドや口座状況を見て判断します。

停止前に見ておきたい保有注文とコスト

停止時刻の直前に初回注文が入り、発表までに決済が終わらないことも考えられます。含み損、方向別の数量、有効証拠金、残っている指値・逆指値を確認しておくと、何が発表をまたぐか整理できます。

急な値動きでは注文価格と約定価格がずれる場合があります。スプレッドが広がると、その時点の損益表示や決済コストにも影響します。利益を出す方向の予測より、発表時にどの数量を持っているかを把握する方が、EAの管理として具体的です。

週初め・当日・再開前に見る順番

確認するタイミング見る内容
週の初め公式の予定と対象国・重要度
運用前EAが表示する予定と日本時間、取得が更新されているか
停止前保有中の注文、合計数量、追加と決済の扱い
再開前発表や会見の終了状況、スプレッド、口座の余裕

日程確認を習慣にすると、停止設定を入れたつもりで予定が取得できていなかった、といった見落としを減らせます。通知やパネルの表示は確認に役立ちますが、表示があるだけで発表中の損失を防ぐわけではありません。対象EAの機能と実際の表示を照合してください。

発表30分前に停止しても、注文が残る例

発表の40分前に初回注文が入った場合

30分前から初回注文が停止する設定でも、40分前に入った注文はすでに保有されています。決済まで自動で行う停止機能でなければ、含み損や数量は発表時刻をまたぐ可能性があります。停止対象を確認しないと、注文を持たないつもりで発表を迎えることになります。

さらに追加注文を続ける仕様なら、発表前後の値動きで数量が増えることも考えられます。初回、追加、決済の3つを分ける理由は、こうした場面でどの処理が続くかを把握するためです。時間設定だけを見ず、現在の保有注文も確認してください。

同じ日の複数発表と、停止枠の重なり

一日に重要な発表が複数あると、前後の停止枠が重なる場合があります。発表Aの後に再開するつもりでも、発表Bの停止対象になっていれば初回注文が止まったままになることがあります。注文が出ないときも、EAが故障したと決めつけず、対象の予定を確認します。

会見や声明と数字の発表が別時刻である場合も、どこまでを停止対象にするかを整理します。予定データが取得できない場合や時刻がずれる場合は、表示の更新状況と時刻の基準を確認してから再開します。指標停止は予定に応じた処理であり、予定外のニュースをすべて避けられる仕組みではありません。

よくある疑問

指標停止をONにすれば保有注文もなくなりますか?

必ずしも決済されません。初回注文だけを停止するEAでは、保有中の追加や決済が続く場合があります。停止する対象を個別に確認します。

発表後にすぐ再開してよいですか?

予定時刻だけでなく、現在のスプレッドや値動き、保有状況を確認します。会見や声明の後に動きが続くこともあるため、終了直後が落ち着いているとは限りません。

カレンダーの時刻とEAの表示が違います

タイムゾーン、米国の夏時間、端末の時計、予定データの更新状況を確認します。どちらが日本時間なのかを確かめてから設定してください。

参考資料・確認した情報

2026年10月4日確認。口座条件が変わる場合は、各公式サイトの最新案内を優先してください。