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代表インタビュー

富樫漆器店 代表 富樫次男

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まず、村上堆朱について教えてください。「堆朱」とはなんですか?他の漆器と何が違います?

村上堆朱 茶托まず堆朱についてですが、漆器の種類の一つです。朱の漆を何層にも塗り重ねて、これに文様を彫った漆器を指します。花鳥や山水の彫を施したものが多いと思います。村上の堆朱は「木彫堆朱」と呼ばれるもので、漆を塗り重ねてから彫り込む一般の堆朱とは異なり、木地に木彫で模様を施してから漆を塗ります

江戸時代に村上の武士が「木を彫って漆を塗る」という技術を江戸で学び、村上に持ち帰ったことが始まりだそうです。その後、村上藩主がその技術を大切にしたり、有磯周斎などの名工が現れたりして、堆朱作りの基礎が出来たと言われています。

なぜ村上で堆朱がこれほど盛んになったのでしょう?

堆朱の制作幾つかの理由が挙げられます。まずは原料が入りやすかったこと。村上、またその周辺には昔から漆の木がたくさんあり、質の良い漆が取れました。次に気候です。漆は不思議なもので空気中の湿り気が多いとよく乾燥します。村上は梅雨はもちろん、真夏になっても湿度が他の地域に比べて高く、漆の乾燥に良く合います。そして優れた技術を持つ職人がいたこと。村上は城下町で、細工職人や宮大工がたくさんいました。そして代々の藩主が産業として堆朱を大事にしてきたことでしょうか。

ただ、残念ながら現在は作り手が少なくなってきており、扱う店も以前より格段に減っているのが現実です。

村上堆朱の魅力は何でしょう?

美しい「彫」と使い込むほどに増す「艶」だと思います。彫は花鳥、山水、唐草、花が代表的ですが、いずれも細かく、精巧なもので見ていて飽きません。そして色とツヤ。ややくすんだ朱色の漆が塗られるので落ち着いた雰囲気で出来上がりますが、その後使えば使うほど、だんだんと艶が出てきます。見ていて、使っていて飽きません。ぜひ長い期間使っていただきたいです。

堆朱を作る時のこだわりはありますか?

当たり前、ですね(笑)。全てにこだわります。質の良い木地を使うこと、美しい彫を入れること、丁寧に漆を塗り重ねて行くこと、全てです。江戸時代から続く伝統の「村上堆朱」の名に恥じぬよう、素材に、彫に、塗りに、徹底的にこだわります

受賞歴を紹介していただけます?

おかげ様で様々な賞をいただいています。代表的なものですと、
・村上堆朱求評会受賞…7回
・新潟県新作家家具漆器竹藤品コンクール受賞…数回
・全国漆器店受賞…1回
・村上堆朱第一回漆器新商品アイディアコンクール…入賞
その他にも一級技能士の資格は持っていますし、技能競技大会で優勝したこともあります。

堆朱はどんな方に、どんな時に使って欲しいと思われます?

代表 富樫そうですね…お茶や書をしていらっしゃる方、漆器の好きな方が購入してくださる場合が多いのですが、本当はどんな方にも普段使いで大いに利用していただきたいと思います。

漆器、というとかしこまった感じがして敬遠される方も少なくないのですが、本来は日用品です。当店の商品は素材も造りもしっかりしていますから丈夫です。どんどん使ってください。もちろんギフトにも最適な商品ですから、村上のお土産にしていただくのもいいと思いますし、結婚式の引き出物などでも喜ばれます。

モノがあふれている時代ですが、だからこそ良いものの価値は認められるはずですし、良いものを長く使いたい、という方にお求めいただけると大変嬉しいです。

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